

みなさんお久しぶりです。
ドイツは、初雪も降りすっかり冬になりました。
まだまだ2月まで時間がありますが、
今日は、私がドイツに来てクリスマスを通り越して1番好きなイベントを紹介します!
毎年2月らへん(毎年違うようです)に開催される
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フィーリンゲンのアルマニアの謝肉祭
die alemannische Fasnet in Villingen
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目次
1、カーニバルの歴史
このVillingenの謝肉祭は、1467年から続いています。
Villingenはドイツ、バーデンヴュルテンベルク州に位置する小さな町です。
このカーニバルでは、地域限定のキャラクターがとっても特徴的。この謝肉祭でのUmzug(行進)に参加する条件は厳しく、マイスター(専門の職人)人が作ったお面と衣装、小物を持っていないとパレードには参加出来ません。(観覧するのは自由です!)参加者の大半は、地元の人でこの衣装などの多くは、家族で代々受け継がれる物のようです。私の彼の父がここの出身のため彼の家族にとっても謝肉祭は、毎年家族で参加する伝統的なイベントの1つです。
ドイツ語で謝肉祭の事は、“Fasnacht”黒の森周辺では、方言で“Fesnet”と言います。
“Fasten(断食する)”という動詞から 来ています。
ドイツでは、この謝肉祭の後から多くの人が断食するという文化がありお肉を抜きの食事にしたり中にはこの期間中スマホを使用しないなど断食の種類も人それぞれ。私はこの期間お酒抜きに挑戦してみました。
軽くキャラクター紹介をします。
2、キャラクター紹介
◎この地域のカーニバルで最も有名なキャラクターのNarro(ナロー)
(写真は、両方私の彼ですw)
こちらのNarroの衣装は、重くこの肩から掛けている銅で出来ている鈴だけで20Kgあるようです。
この重い衣装を着ても独特なステップで肩から掛けている鈴を鳴らしながら行進をするのが特徴です。
こちらの独特なお面ですがこれも1つ1つ手作業で作られているため世界で1つのお面となっています。行進の時によーく見てみると1つ1つ表情が違うのが面白いです。
謝肉祭2日目の午後にはNarroのみでの行進もあり3000人を超えるNarroの行進は、大迫力です。(下にInstagramの写真有)
https://www.instagram.com/p/BprMYdyloxR/?utm_source=ig_web_copy_link
◎Altvillingerin アルトフィーリンガリンこの地方出身の女性の事
こちらの衣装は、19世紀当時のフィーリンゲンの女性のモードファッションとされていました。
◎Wuescht
衣装の中に沢山牧草を入れてふっくら太っているのが特徴のキャラクターです。
手には、ほうきを持っています。背中に背負っている看板は1人1人違ったデザインで面白い!
◎ButzelselとTrieber
この馬がお肉屋さんでソーセージを盗んだというストリーから出来ているキャラクター。
後ろから来ているTrieber達がムチで馬に方向を示しています。
このキャラクター達は、「Butz Butz Butz zwo drei vier」
◎Morbili
歳をとったバージョンのアルトフィリガリン。
個人的にお菓子を大量に投げてくれるので好きです。w
◎猫 Katze Rolli
どうやらこのカーニバルは、Twitterで猫のカーニバルとしても話題になったようです。
この猫は、カーニバルの開会式に登場ミャオミャオ~という歌を歌ってカーニバルが始まります。
3、楽しみ方
そして独特黒の森周辺の方言で繰り広げられる掛け声が面白い!
行進をしている、ナローやフィーリンガリンに方言で掛け合いをする事で大量のお菓子をGET出来ます。
掛け声はグループやキャラクターによっていくつもありますがそのうちの一つを紹介します。
▼初心者向け掛け声
誰かがNarri(ナリー)と叫んだらNarro(ナロー)と応答するという掛け声。
誰かがRhabarber(ルバーバー)と叫んだら「アホイ」と応答する掛け越えなど!
カーニバル期間中であればこの町のいたる所で聞かれるのでこれだけはマスターしておくといいでしょう!
もっとお菓子が欲しい中級者さん向け掛け声↓
Gizig, gizig, gizig isch de Beck,
und wenn de Beck nit gizig wär,
no gäb er au e Brezel her – Narro!
また、カーニバル開催期間中には、様々なプログラムが開催されています。
Villingenの町自体も凄く綺麗で歴史的なのでこの歴史的で綺麗な町の雰囲気の中での謝肉祭は、まさに絵本の世界に入ってしまったかのような気分なります。
カーニバル中は、町中の人達もとても愉快な雰囲気で皆がまるで友達のような一体感を味わえます。
町の中に謝肉祭についての博物館がありそこで歴史や衣装など詳しく紹介されているので興味のある方は、是非立ち寄ってみて下さいね。

↓曲リンク♪
4、アクセス
Villingenへのアクセスは、電車でも車でも可能です。
ちなみにフランクフルトからは、車で約3時間です。
(黒の森周辺なので雪が積もっているのでスタッドレスタイヤがいいと思います。)
2019年は、2月8日~2月10日の開催です。
また今年は、特に雪が降って寒かった為防寒対策しっかりとして下さいね!
その他質問、感想何でもコメントにてお待ちしております。
最後まで読んで頂きありがとうございました。